娘の導尿について(脊髄脂肪腫)

娘には脊髄脂肪腫という生まれつきの障がいがあり、現在、導尿をしています。


導尿とはどういうものなのか、なぜ娘に導尿が必要なのか、実際日常生活の中でどのように導尿を行っているかを書いていきたいと思います。

導尿とは?

導尿とは、膀胱の中にたまった尿をカテーテルを使って人為的に排出させてあげることです。排尿障害といって、自分でおしっこが上手に出せない人に対して行われます。


排尿障害が起こる原因の一つに、脊髄脂肪腫(二分脊椎)があります。


脊髄脂肪腫は脊髄の末端の方に出来るものです。
脊髄の末端の方には、膀胱や直腸神経を司る神経があり、脂肪腫があることでこれらの圧迫してしまったり、そもそも神経自体が上手く形成されなかったりして、おしっこやうんちが上手に出せなくなってしまうことがあるのです
(症状には幅があり、脂肪腫があっても排尿や排便に問題無い子もいます)


娘の障がいについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。

娘が導尿することになったきっかけ

娘が導尿することになったきっかけは、生後11か月頃に尿路感染症になったことです。



遡ること半年前、娘は、生後5か月の時に脂肪腫の摘出手術をしました。


生まれた時から自排尿はあったものの、手術前の膀胱機能の検査では「おしっこを溜めすぎてしまう」タイプであることが判明しており、排尿障がいがあることあることは判明していました。


しかし自排尿は出来ていること、手術で脊髄周りの神経を弄った影響もあり、すぐに排尿機能の評価が出来ないとのことで、泌尿器科への予約は術後半年ということになりました。


私としては泌尿器科への受診までに良くなることを期待していたのですが、娘が手術を終えてから、夜間の排尿が全く無いことがずっと気がかりでした。


一晩おむつが濡れなく、朝起きてしばらくするとおむつがずっしり重いという状況が続いていました。
嫌な予感がして、受診を早めてもらえないか小児病院に相談しても、普通の子でも一晩おしっこをしない子もいるし、術後半年は検査は出来ないと言われて、ずっとモヤモヤしていました。

ちょうど、手術から半年経った頃、娘はとうとう尿路感染症を起こしました。



娘のおむつ替えをしようとしたら、娘が違うところにおしっこを漏らしてしまい、その時の尿の色とおしっこの匂いに違和感を覚えました。
かかりつけの小児科にいったところ、熱はないし、様子を見ても良いんじゃないかと言われたんですが(当時は夫もそう言ってました)、なんとか尿検査が出来ないかを頼んで、結果、尿路感染症だと判明したのです。


急いで小児病院へ電話して、なんとか受診を早めてもらい、泌尿器科へかかります。
そこで、先生からは「このタイミングで尿路感染症になったということは、排尿障がいは改善していない可能性があります。導尿しましょう」と言われました。

手技はそれ程難しくないと感じた

導尿するための手技を獲得するために、3日~4日ほど入院しました。



その際、膀胱機能の検査も一緒にやったのですが、脂肪腫を取り除いたことで手術前より改善は見られるものの、現時点で排尿障がいがあると言えるレベルと言われました。

正直、かなりショックでした。娘の脊髄脂肪腫を宣告されたとき位、いや、それ以上にショックでした。
排尿は生活していく上で絶対に欠かせないものなので、そこに障がいがあって導尿が必要というのは、娘の将来を思うとかなり辛かったです。



さて、導尿の手技ですが、それほど難しくないと感じました。


女の子の場合、カテーテルを挿入する部位が分かれば、そこからカテーテルを挿入するだけでそのまま膀胱までいくので、やりやすかったです。


ちなみに、男の子の場合は、体の構造上、挿入する部位から膀胱までの距離が長く、その分カテーテルも長いため、コツを掴むまでが大変のようです。二分脊椎の息子さんを持つ知り合いのお母さんは、コツを掴むまで1か月近く病院に通ったそうです。

導尿に必要なものは?

  • カテーテル(使い捨てor再利用可能なもの)
  • 清浄綿(2枚入り)
  • アルコールジェルもしくはスプレー
  • はかり(記録用)
  • ペットシート(おもらし対策)

  • 上記画像で言うと、下に敷いてあるのがペットシート、左からはかり、使い捨てカテーテル、再利用カテーテル、清浄綿、アルコールスプレーです。

    カテーテルは、使い捨て(ネラトンカテ)か再利用(セルフカテ)かどちらかを選んで使います。
    うちの場合は、外出時と保育園では使い捨て、家の中では再利用カテーテルを使用しています。


    手順としては、

    1. 手を洗い、手指を清潔にしておく
    2. ペットシーツの上に娘を寝かせる
    3. おむつを破り、はかりで自排尿の重さを計る
    4. アルコールで手指を除菌する
    5. 破ったおむつを再びお尻の下に敷いて、1枚目の清浄綿でカテーテルを挿入する部位を拭く
    6. 挿入する部位にカテーテルを挿入し、膀胱内に溜まった尿を排出させる
    7. 2枚目の清浄綿で、カテーテルを挿入する部位を拭く
    8. おむつをはかりにのせて、導尿の量をはかる(自排尿の量を引いて計算する)
    9. アルコールで手指を清潔にする
    10. 新しいおむつを履かせる
    11. 再利用カテーテルの場合は水道水でカテーテルを洗って容器に戻す


    おむつは贅沢に導尿用に新たに1枚使いたいところですが、毎回だとおむつ代がばかにならないので、導尿の時は1枚のおむつで済むようにしています。


    自排尿とまとめるとはかりの計算が面倒ですが、ゼロ機能が付いているはかりであれば、導尿の量を計算するのは簡単です。
    (手順2の時にゼロボタンをおして、おむつを持ち上げれば、はかりが-の状態になるので、手順7のおむつを載せることで、導尿の量だけが表示されます)

    導尿の回数は?

    人によりけりですが、娘の場合は現在、1日4回(6時間おき)です。
    うち1回は保育園でお願いしています。


    最初は1日6回(4時間おき)から始め、導尿の記録を見ながら月1回の受診時に先生と調整して今の回数に落ち着いています。

    導尿が辛いのは、夜中も起きてやらなきゃならないところですね。
    4時間おきの時は、0時に私か夫のどちらかがやって、4時か5時に0時にやらなかった方がやるというように協力してやっていました。
    (最終的には起きられなくて夜中だけ間隔を5時間にしてもらいました)

    今後、導尿の間隔がこのままか、もう少し空くことを期待したいです。

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